〝政教分離を考える会〟代表に聞く


〝政教分離を考える会〟代表に聞く

「池田を法廷に引き出します!」

本紙十一月十六日号で報じた「政教分離を考える会」(代表・小川頼宣氏)によるビラの発行とその配布に、創価学会・公明党が戦々恐々としている。
公明党が同会発行のビラを名誉毀損(めいよきそん)で刑事告訴したことは先に報じたとおり。
それに加えて創価学会は十一月十三日、ビラに使われていた写真(※かしこまって座る公明党議員らを前に、国主のごとく振る舞う池田大作のスナップ写真)の著作権を主張し、東京地方裁判所に配布禁止等の仮処分を申請したという。
本紙は、こうした経緯をふまえて再び小川頼宣氏に話を聞いた。
――前回、お話を伺(うかが)った後に、創価学会が東京地裁に「文書配布禁止の仮処分命令申立」を行ない、これが受理されたそうですが。
小川 創価学会は、私達がビラに使用した写真の著作権を主張し、写真の使用やビラ配布の差し止めなどを申し立てたわけですが、使用した写真は、そもそも過去三十年にわたり、いろいろな雑誌・出版物に掲載されて百万部近く販売されてきたもので、インターネット上でも公開されているものです。創価学会はこれまで、それらに対して一度も異議を称えてはいませんから、いわば学会は写真の著作権を自ら放棄しているに等しい状況だった、と私は考えています。
いずれにしても、あの写真を使ったことが本当に著作権侵害にあたるのかどうかは、今後、裁判の中で争っていくつもりです。
なお、裁判所では、「べつに、この写真でなくてはビラが作れない、というわけではなさそうなので、いちおう、この写真を使ったビラは配布差し止め、としておく」との判断でしたので、この際、写真を差し替えた第二弾のビラを作成しましたよ。(笑い)
――もう一つ、警視庁は公明党の名誉毀損についての刑事告訴を受理したそうですが。
小川 この間も申し上げたように、公明党が「事実無根の悪質な名誉毀損だ」といっている箇所は、「公明党は池田大作・創価学会のための全体主義社会を実現するために作られた政党である」というくだりですが、これは、池田大作自身の言葉を根拠としていますので、告訴が受理されたからといって、名誉毀損になど該当するはずがありません。
まあ、それでも難クセは付けたいのでしょうから、第二弾のビラでは、こちらの言葉は使わず、池田大作自身の、もっと露骨(ろこつ)な発言だけを引用した形に差し替ましたから。(笑い)
――「政教分離を考える会」のホームページを拝見しましたが、ビラの内容に賛同する意見が数多く寄せられていますね。「頑張ってください」という書き込みがたくさんありました。
小川 創価学会・公明党のあり方に疑問や危機感を感じる方が非常に多くいらっしゃること、そして、その人達が私達の活動に共感を示してくださっていることが実感でき、本当に心強く思っています。
そうした声がさらに拡がっていくように、第二弾のビラは、写真にしても、文章にしても、創価学会・公明党が文句を付けたくても文句の付けようのないものにしましたし、配布活動も、今まで以上に拡大させていきたいと思っています。
――その他にも何か、今後取り組んでいかれることがありましたらお聞かせください。
小川 公明党の刑事告訴に関してですが、そもそもの発端は池田大作の発言にありますので、これが名誉毀損だというなら、今度はこちらから訴えを起こして池田大作を法廷に引っ張り出し、このようなことを本当に喋(しゃべ)っていないのかどうか、また、喋ったとしたら、それはどのような意図で喋ったのか、確認させてもらおうと考えています。
せっかく公明党からよいキッカケをいただいたわけですから、それをせいぜい有効に使わせてもらおうと思い、検討中です。(笑い)
――なるほど、今までの活動は、まだまだ〝序曲〟に過ぎなかったということですね。今後の展開が楽しみになってきました。引き続き注目していきますので頑張(がんば)ってください。本日は、お忙しいところ、ありがとうございました。
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