有志が学会・公明批判のビラを作成


有志が学会・公明批判のビラを作成

大量配布に慌てふためく公明党

十一月七日付の『公明新聞』によると、〝公明党は、「政教分離を考える会」が行なったビラの配布に対し、公明党の名誉を毀損(きそん)するものだとして、警視庁と大阪府警に告訴の申し立てをした〟という。
そこで、本紙はさっそく「政教分離を考える会」代表の小川賴宣氏(法華講員)と連絡を取って話を聞いた。その一問一答は次のとおり。
――小川さんが代表を務める「政教分離を考える会」のビラ配布について、公明党が名誉毀損で刑事告訴したそうですが。
小川 『公明新聞』がそう報じているのは承知していますが、警視庁や大阪府警が告訴を受理した、とは書かれていませんね。告訴の申し立てをするだけなら、誰だってできますよ(笑い)。
もし、告訴状は提出したものの受理されなかった、あるいはすぐ取り下げてしまった。それでも〝脅(おど)し〟にはなるから記事にした、というんだったら、まことにガッカリさせられますね。
いずれにせよ、私共が作ったビラの内容はきわめて正当なものであり、これに刑事告訴などという脅しをかけてくるとしたら、言論の弾圧以外の何物でもありません。私は一歩も退(ひ)きませんよ。
――「政教分離を考える会」が配布したビラというのは、どのような内容のものなのですか。
小川 創価学会・公明党の動向に関心を持っている人であれば、誰もが一度は目にしたことのある池田大作の発言や、秋谷第五代会長の発言、公明党元委員長の竹入義勝氏、矢野絢也氏の告発などを、系統立てて整理し、若干の解説を加えて紹介したものです。
――公明党は「ビラは公明党が支持団体である創価学会のための全体主義(ファシズム)社会構築をめざしているなどとした虚偽(きょぎ)内容が記載されており、『極(きわ)めて悪質である』」と言っているようですが。
小川 「虚偽」は何一つありませんよ(笑い)。全て憲法の定める範囲内の表現で、創価学会が犯した共産党宮本委員長宅盗聴事件のごとき不法行為ではありません。
池田大作名誉会長が社長会の席上、「全体主義は一番理想の形態だ」と発言したことも、また記者懇談会の席上で「学会の教義を実現するためには、政治の力が必要です。そういう目的で公明党を作ったのだ。それは今も変わらない」と発言したことも、すでに何度も報じられている「衆知の事実」じゃないですか。
こうした池田発言がある以上、創価学会の「永遠の指導者」である池田大作氏が目指しているのは全体主義(ファシズム)社会であり、公明党はその実現のために作られたと考えられる、と当然の指摘をしたまでです。
いずれにせよ、公明党が、刑事告訴という形で自らこの問題を公にしてくれることは、私達にとってはむしろ願ったり適(かな)ったりです。発言の主である池田大作氏には法廷にお越しいただき、ぜひ、いろいろとお話を伺いたい。白黒を付けるなら、それが一番でしょう。
――なるほど、先ほどおっしゃっていた「脅しだけだったらガッカリさせられる」の意味がよく分かりました。
小川 そうです。それに公明党の太田昭宏代表とは、氏が東京男子部長時代、巣鴨の東京戸田記念講堂で本部幹部会等の全国行事を裏方として運営しあった旧知の間柄ですから、この際、太田氏には、関係者を全て引っ張り出して事実を明らかにせよ、と言いたいですね(笑い)。
――本紙も、この件について今後の動向を注目していきたいと思います。お忙(いそが)しいところ、ありがとうございました。

※「政教分離を考える会」の連絡先、およびホームページは次のとおり。
住所
〒188-0001
東京都西東京市谷戸町
3-27-25-302
電話(FAX兼用)
042-423-8671
メールアドレス
sos@sk-bunri.jp
ホームページ
http://sk-bunri.jp/