7月26日 総本山大石寺に78,423名が大結集


7月26日 総本山大石寺に78,423名が大結集

平成33年80万法華講に向け勇躍出陣!

結集目標を大きく上回った大結集総会
参加僧俗に広宣流布への決意漲る

大結集総会に歴然たる諸天の加護
日如上人の御指南に僧俗奮い立つ

真夏の日差しを遮(さえぎ)るかのように、朝のうちは厚い雨雲に覆(おお)われていた空も、大結集総会の開会時刻が近付くと、今度は次第に雲に切れ間が入るようになり、爽(さわ)やかな日差しと涼風が会場を包んだ七月二十六日の総本山大石寺・広布の広場――。
この日、全国各地から集った法華講員は、目標の七万五千名を大きく超えた七万八千四百二十三名。その目はメインステージに注(そそ)がれていた。
全ての席が埋まり、定刻の午前十時より五分早く始まった七万五千名大結集総会は、信徒代表・僧侶代表の決意発表と、順調に進行。ここで司会者から、この日の結集人数が七万八千四百二十三名に達したことが告げられると、会場内にはどよめきと大拍手が湧き起こった。
参加者の興奮がさめやらぬ中、御法主日如上人猊下が登壇。日如上人猊下はまず、平成二年、四万余名の法華講員が結集した法華講連合会第二十七回総会から、今回の大結集総会までの、法華講躍進の歴史を語られた。
その後、「今日の日本乃至世界の混沌(こんとん)とした現状を見る時、その混乱と不幸と苦悩の原因は、すでに立正安国論をはじめ諸御書に明らかなとおり、全て邪義・邪宗の謗法の害毒にあり、その邪義・邪宗の謗法を破さなければ、真の幸せも平和も訪れてこない」と指摘された日如上人は、我々一人一人が一切衆生救済の誓願に立ち、断固たる決意をもって大折伏戦を展開していくことが肝要であることを、『立正安国論』ならびに『日興遺誡置文』を通して諄々(じゅんじゅん)と説かれた。
そして、次に目指すべき目標について、十二年後の平成三十三年に、宗祖日蓮大聖人御誕生八百年を迎えること、そしてそのちょうど中間の平成二十七年には、第二祖日興上人の御誕生七百七十年を迎えることを挙(あ)げられ、まず、「日興上人の御誕生七百七十年の平成二十七年までに、全国の全ての法華講衆が、現在の講員数の五〇%増を目指して折伏を実践し、仏祖三宝尊に御報恩謝徳申し上げていくことが肝要」と御指南。
さらに、「その確実な成果を元に、さらに折伏を重ね、平成三十三年の宗祖日蓮大聖人御誕生八百年までには、御誕生八百年にちなんで法華講員八十万人の体制を築き、大法広布に資していきたい」と仰せられた。
その上で日如上人は、「七万五千名大結集総会は、御命題にお応えして、法華講の七年間にわたる広布への闘いの成果を示す、重要な意義を持った大総会であると同時に、新たなる闘いに向けての大出陣式であり、その意義をもって、今日参集した一人一人が、広布の戦士として、講中の中核となり、次の目標を目指していよいよ精進されることを心からお祈り申し上げる」と結ばれたのである。
こうして、日蓮正宗としての次の目標が明らかとなった。近くは平成二十七年の講員数五〇%増、さらに目指すは平成三十三年の、法華講員八十万人の達成である。我々は、この目標の完遂を目指し、勇躍前進を続けるのみである。

日蓮正宗の躍進に焦る学会
怪文書連発もかえって墓穴

こうした、日蓮正宗僧俗の上げ潮ムードに、何としても水を差したい怨嫉(おんしつ)の徒が、他ならぬ創価学会である。
今回の七万五千名大結集総会の大成功に対しても、さっそく怪文書『フェイク』を用いて難癖(なんくせ)をつけてきた。
まず七月二十六日付『フェイク』にいわく「諸天の加護なき邪宗の証明!」と。
これは、七月二十五日、静岡県下に大雨・洪水・雷・濃霧注意報が出されたことを奇貨とし、二十六日早朝に、任務者が会場の濡(ぬ)れたパイプ椅子を拭(ふ)く作業を行なっていたことを指し「拭き終わった頃には再び雨が強く降り始めるといった具合い」「謗法の行事だから諸天善神が加護していない、という何よりの証拠」などと書き殴ってきたもの。
ところが、実際には強い雨どころか本紙が冒頭で書いたような状況となったものだから大慌て。七月二十七日付『フェイク』では、「会場は蒸し風呂状態、日如(上人)の話は夢物語」なる見出しを打ち、「開会と同時に日差しが強くなり、会場の芝生の上は蒸し風呂状態。一方の舗装された場所は熱したフライパンの上に座らされているような感じであった」などと、今度は〝晴れたのは諸天の加護なき証拠〟とでも言いたげな駄文を書き並べる、というお粗末。
しかも、当日の実際の様子は、「蒸し風呂状態」でも「熱したフライパンの上」でもなかったのだから、妄想としか言いようがない。
日蓮大聖人は『曾谷入道殿御返事』に
「例せば餓鬼は恒河(ごうが)を火と見る、人は水と見る、天人は甘露(かんろ)と見る。水は一なれど果報に随(したが)って別々なり」(御書七九四頁)
と仰せであるが、地獄界の住人である『フェイク』偏執者には、諸天の加護による天候も、〝地獄の業火に焼かれる想い〟に感ぜられたのであろう。呵々(かか)。
ちなみに『フェイク』は、「本山は信徒をムリに登山させ、供養を集めるだけで食事やお茶の面倒も見ない」(七月二十六日付)などと書いているが、実際には、大結集総会の開会前に、参加者全員にかち割り氷が一袋ずつ配られ、参加者はこれを、思い思いに有効活用していた、ということを付言しておこう。
ともあれ我々は、こうした魔の蠢動(しゅんどう)に誑(たぶら)かされることなく、御法主上人の御指南に信伏随従し、縦横無尽の大折伏戦を展開して、新たなる御命題を完遂していこうではないか。
【慧妙平成21年8月1号より転載】