七月十六日、正義顕揚七五〇年記念大法要を厳修
日如上人猊下、客殿御宝前にて表白文を奉読
去る七月十六日、総本山大石寺・客殿において、御法主日如上人猊下大導師のもと、御隠尊日顕上人猊下の御出仕も賜わり、立正安国論正義顕揚七五〇年記念大法要が厳粛に奉修された。
この記念大法要において、御法主日如上人は御宝前で表白文を奉読された。その中で日如上人は
「天下一同未だ謗法充満して、邪義邪教愈々(いよいよ)其の数を増す。為に人心は極度に撹乱(こうらん)し、国土は乱れ世情騒然たり。斯(かか)る時刻に当り、我れ等本宗僧俗一同、改めて立正安国論の御聖意を拝し奉り、猶(なお)一層の団結と決意を以(もっ)て一意専心破邪顕正の折伏に励むことこそ肝要なり。
されば、魔競わずば正法と知るべからずとの御金言に照し、あらゆる障魔が競い起こることは必定なり。
されど、仮令(たとえ)況滅度後の大難盛んにして、如何なる障魔が競い起きようとも、宗祖大聖人の忍難弘通の御一生を偲(しの)び奉り、その御振舞を亀鏡(ききょう)として我身に移し、大難来たりなば強盛の信心弥々(いよいよ)悦びをなすべしとの御金言を胸に、一歩たりとも退(ひ)くことなく、身軽法重死身弘法の折伏を以て広布達成へ資することこそ、本宗僧俗が爾今(じこん)果たすべき最重要事なり。
仍(よっ)て我等一同、立正安国論正義顕揚七百五十年の大佳節を迎え、謹みて立正安国論に示された仏国土実現の御理想達成に向けて、愈々の精進を此処に堅く誓うものなり」
と仰せられた。
見渡せば、世情はまさしく、邪教池田創価学会をはじめとする邪宗邪義の雑乱(ぞうらん)により、混迷の極みに達している。そして邪教の輩(やから)は、我等の正法弘通を阻(はば)むべく、盛んに跳梁(ちょうりょう)する。
しかし、それに臆(おく)してはならない。なぜならば我々は、日蓮大聖人の仏法を信奉し、御法主上人の御指南に信伏随従し奉る法華講衆だからだ。
この大慶事を機に、今一度心を引き締めて、広宣流布の大願に向け、精進を誓おうではないか。
【慧妙平成21年8月1号より転載】